第97回全日本ボート選手権


第97回ボート全日本選手権が終わりました。

全日本といえばついこの間、昨年10月に開催されたばかり、一息つく間もなく、97回大会がやってきました。

スケジュール変更の理由としては秋に控える五輪予選のコンディション作りを優先したいという事が主な変更理由でしょうか?

ともあれ我々デンソーボート部としてはチームとしての最重要目標をこの全日本選手権、さらにいえば最重要種目の舵手なしクオドルプルのタイトル奪取として活動しています。

準備期間としては例年より5か月も短いわけで、まだまだ昨年の全日本からの修正点や補充強化が充分に出来上がっているわけではありません。

今回のメンバーは
この所チームのストロークとして中心選手になりつつある庄司

いまや押しも押されぬ日本ボート界のエース格 山領

これまたこの一年でスピードに磨きをかけて、先日の日本代表レース オープンで3位となった上総

そしてまだ龍谷大から入部僅か2か月、とにかく、いつも元気な大西

クルーとしての練習期間が極めて短い中、今年も感動的なレースを見せてくれました。

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MACが今大会に向けてストレングストレーニングの中で重要課題として挙げたのは

   一定のトルク発揮の中で出せる筋収縮スピードの向上

   裏を返せば高いスピード発揮の中で出せるトルクの向上



一言でいえばパワー値の向上ですが、パワー値の内容を細分化すると

最大パワー値
(トルク・スピードのパーセンテージに関係なく個体として発揮できる最大のパワー値)

スピードパワー値
(パワー値自体は最大パワー値よりも落ちるが、高いスピードを維持できる範囲内でのパワー発揮、スピードよりのパワー)

今回はこのスピードパワー値の向上に焦点を当ててきました。

スピードを上げれば発揮トルクがかなり落ちてしまいます。

スピードをさらに上げる為には、ある程度高い最大筋力を保持していなければなりません。

デンソーチームの選手たちは以前から高負荷でのストレングストレーニングを日常的に実施しており、すでに高い最大筋力を保持しています。

だからこそ、このスピードパワートレーニングの成果が大きく出現する事が期待できます。

そして、同じパワー値に関してもう一点が

上半身のボートファンクショナルパワーです。

ストレングストレーニングの動きではボート競技の動作は下半身がプレス動作。
対して上半身はロー動作になります。

この上半身のロー動作での発揮パワー向上の為のトレーニングがこれまであまりできていませんでした。

理由はロー動作でのパワーエクササイズでしっくりくるものがとても少ないからです。

試行錯誤の上、開発したパワートレーニングに5か月を割り当て、挑んだ
今回の第97回全日本選手権!

予選は明治安田生命とデンソーが同じ組でいきなりぶつかってしまいました。

しかし、これはお互いのチームにとって、また日本女子ボート界においてとてもラッキーな出来事だったと思います。

お互いに日本代表を一人ずつ抱える日本のトップチーム同士が序盤から激しく競り合った結果は共にコースレコードを叩き出す結果に!

さきのワールドカップ第一戦で日本がダブルスカルのファイナルに進んだ事からも感じられる様に、日本女子が世界レベルの土俵に近づきつつある瞬間だったのではないでしょうか!

結果的にこの予選が事実上の決勝のような形になりました。

明治安田・デンソー・仙台大・中央大の組み合わせとなった決勝でもデンソー・明治安田の競り合いとなり、予選以上に前半から攻めてきた明治安田が優勝!
2位デンソーと学生2チームは10秒・20秒と大きく開いた結果となりました。

デンソーとしては昨年の3位からワンステージ上げて2位となった実り多い大会でした。

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同時に明治安田あっぱれ!と認めざるを得ないレースでもありました。

ただストレングスとしては昨年12月より取り組んできた内容の完成度
はまだ6割程度です。
ここから残り4割をしっかりと完成させて、また来年楽しく痺れるレースが見られる様に頑張りましょう。

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       来年はカッコイイ背中のメダルの色をもっといい色に!